作品紹介

角(つの)〜いじめっこ姫の物語

メルヘン・童話正義・正しさとは家族・親子の愛生き方・人生

ストップ・ザ イジメ!
『誰かのために生きること』を
考える痛快メルヘン!

作品紹介

自分探しもいいけれど、誰かのためにしなくてはならない事だってあるはず・・・今や当たり前とは言えなくなったそんな事に、あらためて気づいてもらいたい。象徴的な「角」を巡るこの物語は、まさに現代の子供たちのためのファンタジーです。
なぜ「いじめっ子」なのか、本物の「お姫様」になるにはどうしたらいいのか、そんなことを考えながら、マーガレットの、生まれて初めて親から離れての大冒険を一緒に体験してもらえたら・・・そしてその「大冒険」も、実は決してむやみに遠くへ出かけていくことばかりではないと知ってもらえたら・・・また何より、友情のかけがえのなさ、平和の尊さ、それを求め続けることの大切さをも感じていただきたいと制作しました。
衣裳や装置の豪華さもさることながら、笑いに満ちたテンポの良い展開で、初めて舞台劇をご覧になる方にも、これまで見続けてこられた方にも最適です。一年生から六年生まで、子供から大人まで、ぜひ一緒にご覧下さい。

あらすじ

いつでもどこでも我儘で、意地悪ないじめっ子、マーガレットはそんなお姫様、だからお誕生日のパーティだというのに 友達は誰も来てくれません。カンカンになって暴れまわるお姫様に、お父様もお母様も振り回されっぱなし。すると、あろうことか、姫のお頭から、角が生えてきて・・・お城では、上を下への大騒ぎ。国中の、いや世界中の名医が集められましたが、治療方法は見つからない。そこへあらわれた医者と名乗る不思議な男。出し抜けに、角の治療の為に姫を預かると言うけれど、行き先は秘密、しかも、誰も会いに来ることは許されない・・・ さあ、姫の角はどうなるのでしょう。不思議な男は一体誰なのか、そして、姫は再び、お父様お母様と会えるでしょうか・・・

作品鑑賞のポイント

★広い年齢層に相応しいそれぞれのテーマがあります!
◎あの「角」って一体なんだろう?
もしかしたら、「角」は誰にでも生えるかも・・・マーガレット姫はどうして我儘ないじめっ子なのでしょう。そのいら立ちや不安は何なのか、そして、なぜ彼女は我慢が出来ないのか・・・「角」は一体何か、そもそも、なぜ姫に角が生えたのか、姫自身と共に考えます。

◎「他人のために生きる」という事を、考えてみよう!
将来、何がしたいのか、自分のしたいことが分からない・・・そんな声を子どもたちから聞くことがあります。そして、「やりたいことをやりなさい」という大人たちの言葉に、むしろ追い詰められているかのようです。自分探しもいいけれど、誰かのためにしなくてはならないことだってあるのでは・・・自分の足で歩きだす事を、登場人物たちと共に体験しましょう。

◎本当の豊かさとは、平和とは何か
マーガレット姫が連れて行かれたのは、深い森の中の貧しい一軒家。そこで出会ったおばあさんから、姫は「足るを知る」ということを学びます・・・本当の豊かさとは、また、その全ての基本である平和とは・・・あらためて、そして何度でも考えます。
★親や家族と離れて、他人と知らない場所で暮らすことになったとしたら、どうする?
まずは皆で、一人ぼっちの夜を想像してみましょう。今の日本の子供たちなら、何を学ぶでしょう。我慢強さでしょうか、感謝の心でしょうか。慣れない生活は辛く、淋しい毎日の中で、かけがえのない友と、遂には人生を支える目標を、自らの力で手に入れる姫の姿から、自分と出会い、自分をあらためて見つめて欲しい・・・そんな願いを込めて制作したファンタジーです。
平易で分かりやすいセリフとコミカルな動きで、低学年の生徒さんも十分楽しめます。

<作品情報>
・作/村田里絵
・演出/平塚仁郎
・上演時間/約100分
・対象/小学生

皆さまからの感想

さいごのマーガレットがつのでたたかってみんなでかなしんだ。わたしもかなしくなりました。

1年生女子生徒

わるいひともでてきてこわかったけどおもしろかったです。またみたいです。さいごみんながなかよくなってよかった。

1年生男子生徒

わたしは、今日、はじめて、つのいじめっこものがたりを見ました。ひめのつのがとれたところが、かんどうしました。たのしかったです。

2年生女子生徒

とてもげきがうまかったのでぼくもがくげいかいですごいじょうずにできるといいなと思います。さいごはとてもやさしくなれたのでいい話だったと思います。

2年生男子生徒

わたしはほかのげきだんの「アラジンとまほうのランプ」を見ましたがどっちもはくりょくがあってすごかったです。いじめをすると、つのが出るかもしれないのでいじめはしないように気をつけます。学校に来てくれてありがとうございました。

3年生女子生徒

レオがわるものにつれさられてお父さんとあって1人でにげたのはゆうきがあると思いました。

3年生男子生徒

人にいじめをする前に、自分が言われていいのかどうかを考える事を前からやってきたけれど、しっかりできているか、ふり返る事ができました。

4年生女子生徒

今日は本当にありがとうございました。はくりょくや、しぐさやいろいろ伝わってきました。一番いんしょうにのこったのは、マーガレットが最後にやさしくなるところです。すごい場面がいっぱいあっておもしろかったです。かんどうもしました。

4年生男子生徒

私達は、もうすぐ学芸会があります。それなので、すごく勉強になりました。とくに、セリフがない時に、セリフを言っている方を観るところが勉強になりました。この劇を見て、私も人を大切にしようと思いました。

5年生女子生徒

劇とは思えないほど、生き生きしてて、とても上手でした。声の大きさや台本の言い方、みぶり手ぶりや喜怒哀楽の表現、立つ位置、大切なことがすべて上手だったのでとてもいいお手本になりました。さすがベテランだなと思いました。僕には、あんな劇は真似できないけど、あんな劇を目指して学芸会を頑張りたいです。

5年生男子生徒

いじめっ子姫の物語をみて、ぼくは自分の事を見つめ直しました。今まで自分もあんな姫のようにわがままで性格が悪かったし、そんな自分に気が付きました。こんな風に性格を変えていけるよう努力していきます。

5年生男子生徒

おひめさまが言っていたように自分中心の世界ではないと言うことと、自分中心で物ごとがまわらないということが分かりました。

6年生女子生徒

いじめっ子のおひめ様が、とてもやさしく、おだやかな心になったのが、すごい生まれ変わったようでした。人の言葉は、きょうきになることがあるということが分かり、これからも気をつけて、おひめ様を見ならいたい。

6年生女子生徒

いじめをすると、「つの」が生えたり自分に悪いことがおこるという事を改めて、感じました。相手の気持ちと、相手の考えを、自分でよく考えればいじめは、減ると思いました。ありがとうございました。

6年生男子生徒

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先生からの声

この度は大変面白い公演をどうもありがとうございました。ドキドキ、わくわく、大笑い沢山の感情を味わう素晴らしい時間となりました。家に帰って、保護者に「楽しかった」と話す子供が多くいた様でした。「夢でよかったぁ」と話している子や「人にやさしくしないと」と子供たちもそれぞれ学んだ姿をみて、本当に芸優座さんにお願いしてよかったと思いました。

さる〇月△日の当校演劇鑑賞会におきましては、素晴らしい舞台をありがとうございました。子供たちにも大変好評で、楽しかった!という声が沢山聞こえてまいりました。皆様の演技に大いに触発され、その後行われた学芸会では子供たちも楽しく演技ができたようです。また演劇鑑賞会を企画する折には是非公演に来ていただけたらと存じます。今後とも宜しくお願いいたします。

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